NEWS

ニュース

入札参加資格審査申請の書類統一へ(2019年度内に書式案作成)

2019年7月30日

法務省は地方自治体が発生する建設工事を対象に、競争入札参加資格審査を合理化する。

 

自治体ごとに異なる資格審査申請書類の様式の統一化を図り、基本的な書類の種類や記述項目の内容を全自治体でそろえる。2019年度中に標準書式案を作成し、早期に合理化への対応を求める。

 

〔背景〕

現在、概ね2年ごとに行なわれている競争入札参加資格審査の申請手続きにおいては、建設会社が申請書類に記載する項目の内容や提出する書類の種類が都道府県や政令市、市町村ごとに異なっている。同時期に複数の自治体の審査が集中すると、多くの自治体に登録している建設業許可業者にとっては大きな事務負担になっている。

 

〔今後の進め方〕

こうした背景を踏まえ、総務省は規制改革実施計画に基づき、競争入札参加資格審査の申請書類の様式を統一するための作業工程表を作成。2019年度中に全自治体でそろえる提出書類の種類や記述項目の内容といった標準書式案をまとめる。設計などの業務や役務、物品でも書式の統一化を検討する。自治体が導入している電子申請システムにも反映していく考え。検討作業には国土交通省がオブザーバーで参加している。

 

〔標準書式案〕

標準書式案の検討は、国の発注機関が加入する中央公共工事契約制度運用連絡協議会(中央公契連)の申し合わせにより、2000年から工事の競争入札参加資格審査で申請書類の様式を統一している国の先行事例を参考に進める。

国の発注機関は、提出必須書類の▽申請書▽営業所一覧表の2種類と、選択書類の▽工事経歴書▽共同企業体等調書▽工事分割内訳書▽委任状の4種類を合わせた計6種類で標準様式を作っている。

 

 

(建設工業新聞、ワイズ公共データシステムより)

まずはお気軽にご相談ください。

電話 078-965-7000

営業時間 平日 9:00〜18:00(原則土日祝休み)

メールでのお問い合わせはこちら
Top