事業計画書作成 その2(人を採用)
2020年3月6日
事業計画書作成 その2として、人件費をどう考えるか、ご説明します。
■事業計画書作成にあたり、人を採用した場合の人件費の金額はどのように考えればよいでしょうか?
【回答】
人を採用した場合の人件費は、給与、通勤交通費、労働保険料、雇用保険料、社会保険料を事業主が負担す必要があり、それらの合計支払金額がいくらになるかを考え計画する必要があります。
なお、事業主と雇用者の負担割合が労働保険料、雇用保険料、社会保険料によって異なるので注意が必要です。
●労働保険料
・100% 事業主負担
※例:卸売業・小売業、飲食店又は宿泊業=3/1000
※注:各業種により動労保険料率は異なります
●雇用保険料
・事業主と雇用者が一定の割合で負担
※例:一般の事業 9/1000
事業主 6/1000
雇用者 3/1000
※注:各業種により動労保険料率は異なります
●社会保険料
・事業主と雇用者が50%ずつの割合で負担
※例:兵庫県(平成31年4月分「5月納付」
健康保険料 10.14%(40~64歳、11.87%)
厚生年金保険料18.30%
-例)法人で飲食店をOPENし正社員を1人(25歳)雇い
入れる場合の人件費はいくらになるか?
基本給200,000円
交通費10,000円
・労働保険料 3/1000
・雇用保険料 6/1000
・健康保険料 50.7/1000 (101.4/1000×50%)
・厚生年金保険料 91.5/1000 (183.0/1000×50%)
合 計 151.2/1000(=15.12%)
人件費:241,752円 (200,000円+10,000円)×1.1512
★ポイント
(給料+交通費)に1.15を掛けた金額が人件費となります。
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